【ソニー ナブ・ユー新型使ってみた】光ビーコンの実力は…?
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その代わりということではないだろうが、ナブ・ユーでは従来モデルからVICS情報に光ビーコン方式で対応している。たしかに、ワンセグの現実的な視聴可能エリアを考えると使用シチュエーションは限定されかもしれない。それなら、より実用的なVICSによる渋滞情報のほうがよっぽど必要だという考え方もある。
現在、FMビーコン対応のポータブルカーナビとしてサンヨーの『ミニゴリラ』が発売されているが、定価は10万以上と、据付型の廉価版カーナビに迫る価格だ。ナブ・ユーもビーコンユニットが別売のため、それなりの金額になってしまうが、使ってしまうとVICS情報のないカーナビをストレスに感じてしまうのも事実だ。目的や予算にあわせて、ぜひ検討したいオプションではある。なお、新型ではクレードル一体型のビーコンではなく、別置きのオプションとなっている。
おしむらくは、FM波ではなく光ビーコンという点だろう。郊外や移動範囲が広い人には、ちょっと不満かもしれないが、都市部であればFM波の情報とほとんど同じといってもよいだろう。今回のテスト範囲(国道246号線川崎市内、および横浜市港北ニュータウン周辺)では、据付型の純正カーナビ(FM波VICS対応)と情報取得時間で10分以上の差がでることはなかった。
《中尾真二》