新日本石油、三洋電機の燃料電池事業を事実上買収

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新日本石油は、三洋電機の燃料電池事業を事実上買収することで合意した。三洋の燃料電池事業を分社化して、新日石が81%出資する。2008年4月を目処に実行する。

普及が期待される定置用燃料電池については、国の助成事業として2005年度から実施されている「定置用燃料電池大規模実証事業」が2008年度で終了予定で、2009年度からは本格販売が始まる見通し。こうした状況下、両社が将来にわたり燃料電池事業分野の市場で主導的な地位を確保するためには、開発のスピードアップとシステムの性能および信頼性の向上、製造効率最適化によるコストダウンが大きな課題となっている。

今回、燃料電池事業分野で提携関係にある両社で検討した結果、合弁により新会社を設立するのが最適との結論に達した。

新会社の社名は未定で、本社は群馬県邑楽郡に置く。新会社は三洋電機が定置用燃料電池事業を分社化する。資本金は1億円で、新日石が81%、三洋が19%出資する。

新会社は、燃料電池システムの開発企画・システム設計・生産管理を実施する。製造・組み立ては、三洋東京マニュファクチャリングに委託し、新日石は新会社からシステムを仕入れて販売を担当する。

《レスポンス編集部》

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