日本自動車販売協会連合会が発表した11月の新車販売台数(軽除く)は、前年同月比3.9%増の29万6854台で、2か月連続でプラスとなった。各乗用車メーカーが投入した新型車効果で、低い伸び率ながら、2か月連続でプラスとなった。
車種別では、乗用車が同6.6%増の25万8805台で順調に推移した。不振が続いてきた小型乗用車が、ホンダの『フィット』やマツダの『デミオ』、トヨタの『カローラルミオン』などの新型車効果で同1.0%減の13万8935台と小幅なマイナスにとどまった。普通乗用車は同17.0%増の11万9870台と高い伸び率で、全体を引っ張った。
トラックは同11.3%減の3万7165台と、2ケタのマイナス。普通トラックが同10.2%減の1万3410台と落ち込んだほか、小型トラックが同11.9%減の2万3755台と低迷した。
バスは同19.3%減の884台だった。
一方、1月-11月の全体の累計販売台数は前年同期比7.6%減の319万7687台で、2007年の年間販売台数が350万台を割り込むのは確実だ。