HDD市場予測、2010年に約7億台市場に…矢野経済研究所

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矢野経済研究所は、HDD(ハード・ディスク・ドライブ)関連市場を調査し「HDD関連市場の現状と展望2007」をまとめた。

調査は今年7 - 9月にかけてHDDメーカー、メディア、ヘッド、その他関連メーカーを対象に直接面接して調査した。

その結果によると、2006年の世界のHDD出荷台数は4億2310万台になった。HDDの主要アプリケーションであるパソコン、特にノートPCの堅調な需要に支えられ、前年比15.5%増となった。PCは先進国でノートPC、新興国でデスクトップPCを中心に需要が増加している。PC以外の民生分野でもHDD搭載製品が好調で、カーナビ、ゲーム機向けなどが市場を牽引したとしている。

2007年のHDD市場は3.5インチ、2.5インチが順調に増加する見込み。しかし、1.8インチ以下の市場は不透明。iPodにかわる有望なアプリケーションが見あたらない状況で、小径HDD需要の急拡大は見通せない。中期的にはPC需要に牽引される形で2.5インチが年率20%程度、3.5インチが10%程度の成長を続ける見通し。

HDD市場は2007年には4億8510万台、2010年には6億9790万台に達すると予測している。

一方、HDD業界の再編は続く見通し。2006年はシーゲートがMaxtorを買収したことで3.5インチHDD市場は4社体制に移行した。2007年もウエスタン・デジタルがメディアメーカであるKomagを買収するなど再編が終わらないと、している。

《レスポンス編集部》

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