デュポン、難燃化したガラス強化PET樹脂の新製品を開発…ハロゲンフリー

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デュポンは、ガラス強化PET樹脂「ライナイト」のハロゲンフリー難燃グレード「RE19041」を開発、12月から日本及び全世界を対象に販売を開始すると発表した。

このグレードは電気・電子部品業界が進めている環境対応強化に対応するため、デュポンの独自技術に基づいて日本で開発した。顧客の中国生産に対応して、上海で生産し、日本及びアジア向けに、グローバルにサンプル提供、販売する。また、新規ハロゲンフリー難燃グレード・ラインアップの開発も同時に実施する。

ライナイトRE19041は、従来の臭素系難燃剤とアンチモン化合物による難燃システムに代えて、高耐熱型の新規難燃剤を使用することで、ハロゲン化合物の添加なしに難燃化を達成する。また、デュポン独自の特殊な配合技術を組み合わせることで、機械的物性の向上や後加工性を向上した。

ガラス・ミネラル40%強化グレードで、金型・スクリュー低デポジット・低ガス、低そり性、機械的物性、電気特性などの面でバランスのとれた性能を備える。電気・電子部品業界では、欧米市場向けに環境対応を加速しており、自主規格により、ハロゲンフリー難燃エンジニアリングプラスチックスの需要拡大が見込まれている。

《レスポンス編集部》

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