古河機械金属とパウデックが提携---窒素ガリウム系半導体エピ基板事業で

自動車 ビジネス 企業動向

古河機械金属は、パウデックと資本提携し、窒化ガリウム(GaN)系半導体エピ基板事業で協力することで合意した。

古河機械金属は、窒化ガリウム(GaN)基板の事業化に向けて現在開発中だが、将来構想として基板事業だけでなく、GaNエピ基板事業に進出する方針だ。このため、GaNエピ基板事業で先行するパウデックと提携し、窒化物半導体のエピタキシャル成長技術(エピ技術)の取得を図る。

また、パウデックは、提携により経営基盤を強化し、エピ技術の開発を促進させるとともに、本格的な生産体制を構築する計画だ。

資本提携では、パウデックが生産設備増強並びに経営基盤強化のために実施する第三者割当増資による株式と新株予約権の発行を古河機械金属が引き受ける。第三者割当増資を10億円で引き受け出資比率は39.06%となる。新株予約権は、パウデックの事業動向、資金需要などを踏まえ、状況に応じて行使する。

古河機械金属は、GaN系電子デバイス向けのエピ技術を持つパウデックより、MOCVD法による窒化物半導体のエピ技術の供与を受ける一方、グループの古河産機システムズ小山工場敷地内にパウデックの本格的事業展開のための開発・生産拠点を建設し貸与する計画。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  4. 日産『エクストレイル』米国版が2026年型に、新グレード「ダークアーマー」設定
  5. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る