古河機械金属とパウデックが提携---窒素ガリウム系半導体エピ基板事業で

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古河機械金属は、パウデックと資本提携し、窒化ガリウム(GaN)系半導体エピ基板事業で協力することで合意した。

古河機械金属は、窒化ガリウム(GaN)基板の事業化に向けて現在開発中だが、将来構想として基板事業だけでなく、GaNエピ基板事業に進出する方針だ。このため、GaNエピ基板事業で先行するパウデックと提携し、窒化物半導体のエピタキシャル成長技術(エピ技術)の取得を図る。

また、パウデックは、提携により経営基盤を強化し、エピ技術の開発を促進させるとともに、本格的な生産体制を構築する計画だ。

資本提携では、パウデックが生産設備増強並びに経営基盤強化のために実施する第三者割当増資による株式と新株予約権の発行を古河機械金属が引き受ける。第三者割当増資を10億円で引き受け出資比率は39.06%となる。新株予約権は、パウデックの事業動向、資金需要などを踏まえ、状況に応じて行使する。

古河機械金属は、GaN系電子デバイス向けのエピ技術を持つパウデックより、MOCVD法による窒化物半導体のエピ技術の供与を受ける一方、グループの古河産機システムズ小山工場敷地内にパウデックの本格的事業展開のための開発・生産拠点を建設し貸与する計画。

《レスポンス編集部》

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