愛知製鋼は13日、欧州で小型・軽量モーター用の磁石の生産を08年2月から開始すると発表した。独ロバート・ボッシュ向けに供給する。
生産する磁石は、同社が独自の製法で製造しているネオジム系異方性ボンド磁石「マグファイン」。これまで、国内で生産し、トヨタ車のシート用のモーターなどに採用されている。
今回、ボッシュとの共同開発で、同磁石を使って車載モーターを従来のフェライト系磁石を使ったモーターに比べ50%、小型化することに成功した。
生産は、9月に同磁石を生産するために設立したチェコの孫会社、アイチマグファインチェコで生産。08年2月から月間20万個を生産し、2010年には、同200万個体制にする。