イタリアPND事情 part 2…もはや「バンドエイド」並み

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
イタリアPND事情 part 2…もはや「バンドエイド」並み
イタリアPND事情 part 2…もはや「バンドエイド」並み 全 2 枚 拡大写真
イタリアでPNDは、家電量販店、PCショップ、大型スーパーマーケットの家電コーナーで購入するのが一般的である。なお、イタリアには、まだ本格的な全国展開のカー用品ショップはまだ存在しない。

ここ数年は、ディスカウントスーパーなどに目玉商品として陳列されることも増えてきた。たとえばイタリアでも展開しているディスカウント店「ペニーマーケット」では近日、クリスマスの目玉商品としてacer製国内地図版が139ユーロで売り出される予定だ。

もちろん、メーカーの純正品も販売されている。フィアットグループはイタリア市場において、フィアット、ランチア、アルファロメオの全車種適応PNDをパーツリストに載せている。ベッカー社製のOEMで、欧州全域版の地図データが付く。

ただし、税別でも380ユーロと高価である。そのためTOMTOM欧州全域版の最新型が229ユーロで販売されているのと比べると価格競争力に乏しく、人気がない。

また、今年7月4日に発表された新型フィアット『500』には、ブルートゥース対応の専用PNDが設定されていたが、こちらは5カ月経過した現在も発売されていない。

イタリア市場では、一般的な据付型カーナビがほとんど普及しないまま、PNDの普及が始まった。したがってカーナビ=PNDという認識がある。

そうした中、人々の間では、「TOMTOM」が、PNDの総称・代名詞になりつつある。つまり、どのメーカー製のPNDでも「TOMTOM」と呼んでしまうのである。日本における「バンドエイド」「セロテープ」と同じような現象である。

《大矢アキオ Akio Lorenzo OYA》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツ『GLC』新型、インテリア先行公開…史上最大39.1インチディスプレイ採用
  2. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  3. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  4. ホンダ『フリード』がニューレトロに!? ダムドが専用ボディキットのデザインを先行公開 発売は2025年冬
  5. 【ホンダ プレリュード 新型試乗】タイプRのシャシー技術で「剛性重視」の走りと思いきや…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る