神戸製鋼の格付けをBaa2に引き上げ…ムーディーズ

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ムーディーズ・インベスターズ・サービスは18日、神戸製鋼所の無担保長期債務格付けをBaa3からBaa2に引き上げた。格付けの見通しはポジティブ。

今回の格上げは、収益基盤の多様化や差別化製品戦略の進展を通じて、全般的に向上した収益力を同社が中期的に維持することができると判断してのものだ。

同社の中核事業である鉄鋼事業の収益は、内部のコスト増要因や原材料調達コストの上昇によってやや制約されているが、他の多様な事業や製品群からの収益貢献が高まっていることで、全体の収益力が過去よりも高い水準を維持している。特に、機械事業や建設機械事業が、主な顧客業界からの堅調な需要に支えられて良好な収益を生み出している。

同社の事業には経済サイクルの影響を受けるものが多いが、従来に比べて、収益の変動をより適切に管理していくことが可能になっている、とムーディーズでは見ている。

《山田清志》

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