日産、追浜工場での累計生産が1500万台を達成

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日産、追浜工場での累計生産が1500万台を達成
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日産自動車は20日、神奈川県の追浜工場の生産累計台数が、19日で1500万台を達成したと発表した。同工場が操業を開始して以来、46年で達成したもの。1500万台目の生産車は、アフリカ向けの『ティーダハッチバック』だった。

追浜工場は、1961年に国内初の本格的乗用車工場として操業を開始した日産の主力工場。1970年には業界初の溶接ロボットを導入、多車種同時生産が可能な混流ラインをいち早く採用するなど、世界でも屈指の自動化の進んだ乗用車工場として発展してきた。

同工場での生産累計は、1978年に500万台、1992年に1000万台を達成している。工場の敷地内には、月間約8万台を出荷できる専用埠頭のほか、総合研究所、世界の生産拠点の人財を育成するグローバルトレーニングセンター、研修として販売会社を含めた同社従業員が日産車に試乗できるテストコース「GRANDRIVE」も今年9月に設置している。

工場の現在の生産車種は、『マーチ』、『キューブ』、『キューブ キュービック』、『ティーダ』、『ティーダ ラティオ』、『ノート』、『ブルーバード シルフィ』の合計7車種。

同社は、2008年2月7日に横須賀市に対し、地域への感謝の意を込め、同工場の生産車種であるキューブの福祉車両(助手席スライドアップシート)を1台、寄贈する予定だ。

同社の今津英敏副社長は「今回の1500万台達成は、従業員を始め、サプライヤー、地域の多大なる協力によるものであり、これを機に、国内工場の生き残りを賭けて現在取り組んでいる(品質や生産性向上を目指した)追浜チャレンジを成功させ、より高品質の車を、約束した納期で届けられるよう、引き続き努力していきたい」とコメントしている。

《レスポンス編集部》

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