交通事故死亡者数ワースト 愛知県警の憂鬱

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愛知県は交通事故死亡者数、都道府県別ワーストの不名誉な記録を、3年連続で残した。

07年の愛知県死亡者数は288。06年比較で50人の減少だった。全国の死亡者総数同様、1953年(昭和28年)以来、54年ぶりの低水準に止めることができたのだ。これは茨城、静岡に続き全国3番目の減少数である。それでも不名誉な記録の連続となったところに、愛知県警の憂鬱はある。

12月16日まで愛知県は北海道に続くワースト2だった。今年も残り半月という時期に、愛知県が北海道を押しのけてワースト1になった。年末に事故が多発することは経験則から学んでいるはずだが、最後の半月で12人が亡くなった。

07年の県内交通死亡事故を警察署所属別に見ると、死亡者数が多いのは、岡崎署(岡崎市)=21人、安城署(安城市)=17人、豊橋署(豊橋市)=16人、豊田署(豊田市)=14人、半田署(半田市)=13人と続いている。これらはほぼ愛知県の自動車産業の工業地帯と重なる。

死者数は警察署所属別に細分化すると少ない印象を受けるが、1つの警察署で年間20人以上の死亡事故を扱うことは極めて珍しい。

愛知県の道路網は、05年の「愛・地球博」開催をきっかけに、全国でもまれにみる充実したものとなった。その豊かさの代償が交通死亡事故だとすれば、あまりにも悲しい。

《中島みなみ》

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