転落事故を起こした際に同乗者を放置した男を逮捕

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鳥取県警は8日、転落事故を起こした際に同乗していた男性の存在を知らせず、現場に放置して死亡させたとして、45歳の男を自動車運転過失傷害と保護責任者遺棄致死の容疑で逮捕した。警察は男を厳しく追及し、放置した理由を調べる方針だ。

鳥取県警・智頭署よると、警察が事件発生を認知したのは今月3日。同署に対して「知人に貸したクルマが崖から転落する事故を起こし、このクルマの近くに同乗者とみられる男性が死んでいた」と、事故を起こしたクルマの所有者から届け出があった。

警察では現場となった智頭町口宇波付近の県道から約30mの崖下で、大破した軽ワゴン車と中年男性の遺体を確認。クルマは岡山県内に在住する45歳の男が運転しており、昨年12月30日に事故を起こしていたこともわかった。

この男は所有者に対して「崖から転落する事故を起こし、自分は自力で脱出した。クルマは引き上げられないのでそのままにしてある」と連絡があった。男は負傷して入院。このために所有者が現場へ確認しに行ったところ、男性の遺体も発見した。男は同乗者については特に語っていなかったという。

警察では男が回復したことから、自動車運転過失傷害と保護責任者遺棄致死容疑で逮捕。事故の詳しい経緯を調べている。

《石田真一》

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