古河電工と住友電工、アンテナ関連事業の合弁解消

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古河電気工業と住友電気工業は、アンテナ関連事業に関する両社の合弁関係を解消することで合意した。今後両社は具体的協議を進め、3月末を目処に同事業の合弁会社であるブロードワイヤレス(BW)での事業を終了する。

BWは、2004年4月に古河電工と住友電工のアンテナ関連事業を統合し、事業を開始した。地上波放送のデジタル化に伴うデジタル放送送信設備の新設が前倒しされたことや、通信関連の需要増などから、2004年度から2006年度までは当初計画を上回る売上を達成し、2007年度も当初計画を上回る見込み。

一方、市場環境は、ユビキタスネットワーク社会の実現に向けて無線と有線の融合が急速に進んでおり、今後トータルシステムでの幅広い対応が重要で、双方の親会社との協業が必要となってきている。

こうした状況下、BW、古河電工、住友電工は、検討を重ねてきた結果、変化する市場環境への対応に向け、放送分野・通信分野で顧客の期待に応えるためには、自社の情報通信ポートフォリオの中で事業を遂行した方が得策と判断、両社の合弁関係を解消することで合意した。

BWの拠点、資産、従業員は、古河電工の100%出資子会社の古河C&Bと住友電工の両社がそれぞれ引き継ぐ予定。BWが受注した製品の納入、工事の完工、BWが既に納入した製品のメンテナンスなどは、合弁での事業終了まではBWで行い、その後は古河C&Bと住友電工が対応する。

《レスポンス編集部》

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