信越化学の第3四半期決算…増収増益

自動車 ビジネス 企業動向

信越化学工業が発表した2007年第3四半期(4 - 12月)の連結決算は、当期純利益が前年同期比26.7%増の1434億円となり、大幅増益となった。

売上高は同7.4%増の1兆436億円と増収だった。営業利益は同18.5%増の2135億円、経常利益が同22.7%増の2230億円と大幅な増益となった。

塩化ビニルは、北米の住宅建設減退の影響で同業他社が大きく落込む中、米国シンテック社が輸出に素早く振向けフル操業を続けたため堅調だった。オランダのシンエツPVC社は、順調な販売を続け堅調だった。

一方、国内事業は原料価格が値上がりする中、国内需要が伸びず低調だった。シリコーンは、電気、電子、自動車、化粧品など幅広い顧客への拡販を進め、輸出にも注力し好調だった。信越ポリマー社の携帯電話用キーパッドは、単価が低下したことにより伸び悩んだ。

ハードディスクドライブ向け電子産業用希土類磁石は、需要が回復し好調だったほか、半導体デバイスの微細化に伴い、ArFレジストの売上が伸長した。

合成石英製品では、液晶用大型マスク基板は調整局面が続きましたが、光ファイバー用プリフォームは需要が伸びた。希土類磁石は、省エネ、軽量化が要求される家電、自動車向けなどの需要が拡大し、順調だった。

通期業績見通しは前回発表したものを据え置いた。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
  3. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  4. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  5. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る