自賠責保険料 大幅値下げ

自動車 社会 行政

自賠責の保険料が大幅値下げとなる。10日の自動車賠償責任保険審議会(=自賠審)で基準料率引き下げの方向が示されたが、損害保険料率算出機構はさらに具体的な算出・届出を行い、18日の自賠審で新たな基準料率の適用が答申された。

自賠責の安い基本料率は、自賠責保険の契約期間が4月1日から始まるものから適用される。車検付きの車両では、2月1日から継続車検を受ける車両について適用が可能だ。

値下げの主な理由は、交通事故の減少により予定損害率が大幅に低下したことによる。

05年4月改訂時予定損害率106.9%に対して、07年度と08年度ともに、料率検証結果による予定損害率は85.2%と従来の予想を大幅に下回る。つまり、保険会社はより少ない保険金の支払いを見込めばいいことになる。

また、06年12月以降、従来の自賠責保険に、JA共済など自賠責共済がひとつの自賠責保険となり、累計収支残や累積運用益がさらに大きくなった。

自賠責保険の基準料率改訂は、累計収支残6570億円と累積運用益3951億円の合計1兆0521億円を契約者へ還元することになった。

《中島みなみ》

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