【ブリヂストン Playz RV 発表】ふらつき感なく、シャープな反応

自動車 ニューモデル 新型車
【ブリヂストン Playz RV 発表】ふらつき感なく、シャープな反応
【ブリヂストン Playz RV 発表】ふらつき感なく、シャープな反応 全 3 枚 拡大写真

栃木県は那須にあるブリヂストンのテストコースで新しい『Playz(プレイズ)RV』のテスト走行を行なった。

興味深かったのは急激な車線変更のテストだ。高速道路で走行中に30mの範囲で隣の車線にレーンチェンジするという想定だ。高速道路の車線を分けている白線の長さは8m、空白が12mだから、最初の白線の始まりからつぎの白線の終わりまでで28mということを考えると、この間に80km/hや100km/hで車線変更するということは実際の高速道路ではシビアな状況だ。

テスト車両はトヨタ『ノア』で195/65R15 91Hというタイヤサイズ、フル乗車と同じ重量になるように全座席に砂袋がシートベルトでくくりつけられていた。

はじめは『BスタイルRV』でテストした。このタイヤはハンドル直進付近の鈍さを感じた。少し切り込むと反応はよくなるが、2段階の応答性である。それによりレーンチェンジ後のロールの大きさ、戻るときの反動の強さからふらつきを生じていた。

つぎは既存のセダン用『プレイズPZ-1』でテスト。このタイヤは応答性が鈍めで割りと大きく切る必要がある。切り込んだところでも2段階の応答性ではないのでクセはなく、急激なレーンチェンジでも安定感があった。鈍さによって悪いところを出さないようにしている感じだ。

そして今回の本題であるプレイズRV(PRV-1)だ。直進時のハンドル中央付近、ほんの狭い範囲での無感帯は感じられたが悪い影響はない。そこから切ったときにはPZ-1よりシャープに反応するからドライバーが希望するラインに乗せやすい。

レーンチェンジの際、グリップ力のしっかり感は印象的。ロール角もあまり大きくならず、ロールからの戻りもゆっくりだからふらつく感じにはならない。テストコースでプレイズRVはかなり好感のもてるタイヤだ。

《こもだきよし》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  2. アキュラの新型SUV『RSX』が初公開! SNSでは「デザイン、攻めてきたな」「逆輸入して」などホンダファンも反応
  3. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  4. 『ジムニー/ジムニーシエラ』のコックピットをかっこよく進化! 簡単取付けのデジタルメーターが新発売
  5. コメリが洗車グッズの新商品を発売、撥水力2倍のカーワックススプレーなど4アイテム
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る