【三菱 ランサーエボリューションX 解説】爽快な新開発エンジン

自動車 ニューモデル 新型車
【三菱 ランサーエボリューションX 解説】爽快な新開発エンジン
【三菱 ランサーエボリューションX 解説】爽快な新開発エンジン 全 4 枚 拡大写真

三菱『ランサーエボリューションX』のエンジンは『ランエボI』から採用されていた4G63型をやめ、新開発の4気筒DOHCターボが搭載されている。

【画像全4枚】

ランサーエボリューションXのエンジン開発を担当した技術開発本部エンジン設計部の加藤佳彦さんは「ランサーエボリューションXの新開発エンジンは、『ギャランフォルティス』の4気筒がベースになっていますが、実際のところの共通部品はウォーターポンプぐらいしかありませんので、ほぼ専用エンジンといえるでしょう」

「新しいエンジンはアルミダイカストブロックを採用し、そこだけで約12kgの軽量化を実現しています。さらに後方排気のレイアウトをとり、吸排気系の最適化を図り、重量バランスの向上も図っています」

「また、ターボのコンプレッサーはチタンとアルミですが、形状を変更することで約18%のレスポンスアップが図られていますので、従来のマグネシウムに匹敵する性能が確保できたと思っています」という。

事実、新型ターボエンジンのフィーリングは従来型のエンジンを大きく上回るものだった。アクセルを深く踏み込めば、フリクションなく一気に7000rpmまで回り切り、吹け上がりの軽さは4G63型を大きく上回っている。

3000〜4000rpm付近のトルクも増しているので、その付近でアクセルを踏み込んだときのレスポンスも鋭くなっている。車両重量はランサーエボリューションXになって100kg近く重くなっているのだが、その重さを感じさせないパワーユニットに進化している。

このエンジンまわりのフィーリングが、ランサーエボリューションXでもっとも進化を感じさせてくれる部分だ。

《岡島裕二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. BMWが24車種4万台をリコール…濡れると火災のおそれ
  2. 365万円で買えるMINI登場!「土偶みたいな顔しとる」「現実的な価格」などSNSでは反響さまざま
  3. 「トランプさん、これ買います」最新の4ドアマッスルカー『チャージャー』発表に「めっちゃかっこいい」と高評価の声
  4. ヤマハのEVスクーター『JOG E』が約16万円で登場!「手に入りやすい」「50ccより安い!」など注目集まる
  5. トヨタの米国ミニバンが「エスティマ難民」の受け皿に? 新型発表で高まる「日本導入」への期待
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る