ヤマハ、九州にテクニカルセンターを開設

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ヤマハ発動機の社内カンパニーのIMカンパニーは2月1日、福岡県福岡市に「九州テクニカルセンター」を開設する。

九州・山口地区で「サーフェスマウンター」や「基板検査装置」などの表面実装設備、半導体デバイス検査のための「ハンドラー」、「単軸ロボット」や「スカラロボット」など産業用ロボットの営業およびサービス体制強化が目的。

国内では埼玉県さいたま市、静岡県浜松市、大阪府大阪市に次ぐ4か所目のテクニカルセンターとなる。

国内では、携帯電話や大画面テレビなどの家電業界や、自動車産業が牽引する好調な需要を背景に、サーフェスマウンターによる電子デバイスの基板実装、半導体の製造過程・検査過程における各種自動化機械、ロボットによる組立・加工機械製造などの産業用ロボットの需要が堅調である。

特に、九州地区では鉄鋼・化学・造船・セメントといった従来からの産業に加え、1960年代後半から日本を代表する大手半導体メーカーの工場が進出し、全国の集積回路生産額ベースの約4分の1を占めるなど、シリコンアイランドと呼ばれるまでに成長している。

一方、北部九州は自動車生産台数150万台に向けてアジアのマザー工場をめざしている。さらに、部品の70%(目標値)を地元で調達することで地場産業の技術力向上が見込まれるほか、半導体産業と自動車産業の融合という今後のトレンドも予想される。

九州テクニカルセンターの開設は、地元密着型のきめ細かな営業活動と、サービス対応力の強化により、既存ユーザーとのコミュニケーションの質を高め、顧客の満足度向上を図る。

九州テクニカルセンターでは、サーフェスマウンターや組立て用のロボット等を展示するショールームを併設し、製品のデモンストレーションが可能だ。迅速なアフターサービスを実施するためのパーツストックも備えるほか、ユーザーが操作方法を研修するトレーニングも行える。

《レスポンス編集部》

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