スズキの鈴木修会長は24日東京で記者会見し、来期(2009年3月期)の為替レートについて、現時点では1ドル=105円、1ユーロ=145円を想定レートとする考えを明らかにした。
最近の円高進行について鈴木会長は「今年は相当、用心しなければならない」と指摘した。ただ、為替レートは「相場というくらいだから、ヤマ勘でいくしかない」とも述べた。
また、「保守的かもしれないが、想定レートと実績では常に差益が出るようにしたい」とし、業績予想の前提レートは、円高方向で固めに設定する方針を示した。
同社は今期(08年3月期)のドル・円レートについても、期首時点では1ドル=112円と、業界ではもっとも円高を織り込んでいた。