飲酒後にクルマを運転、定員オーバーのクルマが街路樹に激突

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23日未明、東京都江戸川区内の区道を走行していた乗用車がカーブを曲がりきれずに路外へ逸脱。高速度を保ったまま街路樹に激突する事故が起きた。クルマは大破。運転者を含む3人が死亡、同乗者4人が重軽傷を負った。飲酒運転だったことが判明している。

警視庁・小松川署によると、事故が起きたのは23日の午前1時ごろ。江戸川区篠崎町4丁目付近の区道を走行していた乗用車が緩やかな左カーブを曲がりきれずに対向車線側に逸脱、高速度を保ったまま道路右側の街路樹に激突した。

クルマは原型を留めないほどに大破。運転していた35歳の男性と、後部座席にシートベルト未着用で同乗していた15歳の女子中学生と8歳の男子小学生が全身強打で死亡、助手席に同乗していた女性など4人が骨折や打撲の重軽傷を負った。クルマの定員は5人だが、事故当時は7人が乗車していた。

死亡した運転者の血液からは、酒気帯び基準量の9倍近いアルコール分を検出。同乗者も「家で酒を飲んだ後にファミリーレストランに出かけ、そこでも酒を飲んだ」、「家に帰る直前は足がふらついていた」などと話しているという。

クルマが制限速度を大幅に超える速度で走行し、制御困難とみられる状態で路外に逸脱していたことから、警察では危険運転致死傷容疑で被疑者死亡のままで書類送検する方針だ。

《石田真一》

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