警官2200人を投入、カーチェイス男は薬物使用か

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23日午後、公務執行妨害容疑で手配されていた男が大阪府大阪市内の中心部で約2時間に渡ってカーチェイスを繰り返すという事件が起きた。最終的に男は逮捕されたが、警察は警官約2200人を投入して追跡を行うという、前代未聞の事態となった。

大阪府警・機動捜査隊などによると、事件が起きたのは23日の正午ごろ。大阪市西区九条南付近の市道を通行していた人から「信号無視を繰り返して走るクルマがいる」との通報が警察に寄せられた。このクルマは21日に職務質問を振り切り、パトカーに体当たりして逃走したとして、公務執行妨害容疑で手配されていたクルマと判明し、同隊が周辺の捜索を開始した。

約1時間後の午後1時ごろ、大阪市福島区福島付近でパトロール中の警官が停車している該当車両を発見。運転していた男は職務質問に応じようせず、窓を閉め切ったままでいたことから、警官は警棒で窓ガラスを破壊。公務執行妨害容疑で逮捕しようと、男の右腕に手錠を掛けたが、この直後にクルマは急発進。男はそのまま逃走した。

警察では特別配備を発令し、大阪市周辺に一斉手配。警官約2200人、パトカーや白バイなどの車両約460台、上空から追跡するためのヘリコプター1機を投入して追跡を開始した。男は大阪市西区から中央区、福島区などを逃走。交通量の多い幹線道で逆走したり、路上駐車していたクルマを盗んで乗り換えるなど、約1時間に渡って大阪市中心部を文字通り縦横無尽に駆け抜けた。

最終的には大阪市中央区難波4丁目付近で阪神高速道路の橋脚に衝突し、乗っていたクルマが大破。立ち往生したところを包囲され、公務執行妨害の現行犯で逮捕された。逮捕当時、覚せい剤や多額の現金が入ったバッグや、包丁を所持していたという。

調べに対して男は「気分が落ち着いてから話す」として、あとは一切の供述を拒んでいる。男は覚せい剤取締法違反での逮捕歴があり、事件当時も覚せい剤を所持していたことから、警察では薬物使用の可能性が高いとして、尿検査を行う方針だ。

《石田真一》

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