三菱化学、日本エタノールを吸収合併

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三菱化学は、合成エタノール事業を強化するため、完全子会社である日本エタノールを4月1日付で吸収合併すると発表した。合成エタノール事業を三菱化学が直接運営する。

日本エタノール社は、アルコール専売法時代の1969年11月に設立されて以来、一貫して合成エタノール事業に取り組んできた。

一方、2001年のアルコール専売法廃止およびアルコール事業法の制定、さらに暫定期間措置の終了を経て2006年4月からはアルコールの製造・輸入・販売・使用が完全に自由化されるなど、事業環境は大きな転換を経ており、原料であるエチレン価格の高騰や発酵アルコールとの競争激化など、経営環境は厳しくなっている。

こうした中で今回、日本エタノール社を三菱化学に統合し、石化事業全体の中で有機的に組み込むんでいく方針だ。

三菱化学は、今回の施策を契機に、化学工業用途をはじめ、各種産業分野での合成エタノールの強みを生かし、事業を強化していくとともに、製造・マーケティングなどで、戦略的な事業運営を加速化させる方針だ。

《レスポンス編集部》

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