大同メタル工業は4日、08年3月期の連結業績予想を上方修正した。個別業績で売上高が増えたことによる増益効果と、生産体制の再編・整備による生産合理化効果などによるもの。
連結業績見通しは、営業利益を従来見通しの7億8000万円から10億9000万円に、経常利益を4億4000万円から5億8000万円上方修正した。当期終利益は、赤字幅が18億2000万円の予想から17億4000万円に縮小する。
原材料価格が、下期の非鉄価格の値上がり予想を10%強下回る見通しとなったことも今回の上方修正の要因。今年度に見込んでいた、東京・埼玉両工場の閉鎖に伴う特別費用の一部支出も来年度に繰り越す。