NTNが発表した2007年4 - 12月期の連結決算は、営業利益が前年同期比9.1%増の365億円となり、大幅増益となった。
売上高は同12.9%増の3961億円となり、大幅増収となった。軸受は、自動車向けでは欧州地域、中国でアクスルベアリングやニードルローラベアリングが好調で、日本、米州、アジア、他地域でアクスルベアリングが好調だった。等速ジョイントは主に米国自動車メーカ向けに、欧州、アジア他地域では主に日系自動車メーカ向けに新規案件の量産開始が寄与したことにより好調だった。また、日本でも輸出向けや小型車などの新規案件の量産開始が寄与し堅調だった。
収益面でも、増収による効果で営業増益となった。経常利益は同6.7%増の323億円だった。当期純利益は製品補償引当金や事業再編費用を計上したことから、同0.7%減の199億円だった。
通期業績見通しは前回発表したものを据え置いた。