GMのSUVから出火のおそれ

自動車 ビジネス 企業動向

NHTSA(米・道路交通安全局)は2件の火災事故の報告を受け、GMの大型SUVに対する公式な調査を開始した。

事故が報告されたのは2007年型シボレー『タホ』。2件とも家のガレージに駐車中、エンジンを切った状態で出火した。さらに両方の報告で家屋部分への延焼もあったため、重大な欠陥の可能性があるとして調査に乗り出すことに。

GMは基本設計「GMT900」として同社各ブランドの大型ピックアップトラック、SUVにリエンジニアリングし、同一の技術で生産、管理体制を敷いている。GMT900にはタホの他、GMC『ユーコン』、キャデラック『エスカレード』、シボレー『シルバラード』などが含まれる。

GMT900のモデルが火災事故を起こしたのは今回が初めて。今回の調査の対象となるのは2007年型タホと、エンジニアリングが酷似したGMCユーコンの2車種のみだが、総数は40万台に及ぶ。

GMによると、事故の報告は2件だけで、その他の火災の事例はないという。また、特定の原因なども社内の調査では浮上していない。GMではNHTSAに全面的に協力し、原因解明を急ぐとしている。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  3. 日産 リーフ 新型の価格を予想する!…ベースは400万円台前半か
  4. ホンダ『スーパーEV』世界初公開へ、小型EVで「運転の楽しさ」提案
  5. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る