降りた遮断機に気づくのが遅れ、列車と衝突

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10日夜、東京都大田区内にある京浜急行電鉄・空港線の踏切で、遮断機が作動した後に踏切内へ進入してきた大型トレーラーと、下り急行列車が衝突した。トレーラーは約30m押し出されて大破。運転していた44歳の男性が軽傷を負った。

警視庁・蒲田署によると、事故が起きたのは10日の午後8時20分ごろ。大田区南蒲田1丁目付近にある京浜急行空港線の踏切で、交差する国道15号を走行してきた大型トレーラーが、すでに作動していた遮断機を押し退けて踏切内に進入。直後に通過してきた下り急行列車(印旛日本医大発/羽田空港行き、都営地下鉄所属8両編成)が衝突した。

トレーラーは約30m押し出されて大破。運転していた44歳の男性が胸部打撲などの軽傷を負った。列車の乗客乗員にケガは無かったが、横転したトレーラーが線路を塞ぐ状態となり、同線は上下線とも最終列車まで運休している。国道15号も列車が塞ぐ状態となり、翌朝まで不通となった。

警察では過失往来危険容疑で男性から事情を聞いているが、調べに対しては「踏切の遮断機が下りていることに気づいたのは直前になってからだった」、「ブレーキは掛けたが止まれなかった」などと供述しているようだ。

《石田真一》

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