交通トラブル事件と虚偽申告 女を書類送検

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今年1月に神奈川県横浜市金沢区内の横浜横須賀道路で発生した単独事故について、神奈川県警は12日、事故を起こした男性が交通トラブル事件に巻き込まれたという虚偽証言を行った21歳の女を同日までに軽犯罪法違反容疑で書類送検した。

神奈川県警・金沢署によると、問題の事故は今年1月9日の午前6時10分ごろ発生した。横浜市金沢区能見台東付近の横浜横須賀道路下り線・堀口能見台インターチェンジ(IC)で、21歳の男性が高架橋から転落。約8m下を通る市道に落ちて頭部を強打。意識不明の重体となった。

ICの出口車線には男性の運転していた乗用車が横転しており、同乗していた21歳の女は「併走していた黒っぽいクルマとトラブルになり、同時に出口車線に進入した結果、このクルマに接触した」、「押し出されるようにして側壁へ衝突し、最終的に横転した」、「その後、運転していた男と口論になり、男性は突き落とされた」などと証言していた。

しかし、該当するクルマの通行記録が無いことや、接触の際に生じた痕跡が見られないことから女を追及したところ、交通トラブルの部分が虚偽証言であることが判明した。男性は事故後、側壁に腰かけていた際にバランスを崩し、単独で転落したことがわかった。

この証言によって捜査が大掛かりなものになったことを警察は重視。「虚偽にしては悪質だ」と判断し、女を12日までに軽犯罪法違反(虚偽申告)容疑で書類送検した。

《石田真一》

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