富士重工業が12月25日に発表した新型スバル『フォレスター』は、フェンダー(ホイールアーチフレア)が特徴的な2段構成をしている。
スバル商品企画本部、デザイン部の富田邦裕さんは「フレアの全幅(車輪の径方向)を確保したいなかで、通常の1段のデザインだと多さに限界がありました」という。それを、ショルダー面が下りてくるところに、もう1段ホイールアーチフレアを乗せることで解決している。
「立体で見るまでは絶対ビジーになると思っていました。反対した者もいましたし……。やってみたら、意外といいねということになったんです」と加えた。
似たようなトリックはドア断面にも使われていた。「断面そのものについては、プレーンなものを狙いました。塊のなかにシャープな線があるイメージです。線が引き立つように、稜線を挟む上下の面に、ほんのわずかな返りを内側へつけているんです」。
ドアの下回りにあるレリーフの意図は、「何もない広い面に変化をつけたかったのです。プレーンさを大事にして、インバース(凹面)はあまり使いたくなかったので、このような処理にしました」と富田さんは言った。
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