新型ホンダ『フィット』の室内に入って真っ先に感じることが、居住空間が大幅に拡大されていることだ。
ボディサイズが先代よりもひと回り拡大されているので、広くなっているのは当たり前のことなのだが、ボディのサイズアップ分以上に居住空間が増しているように感じるのだ。
フィットの開発責任者を務めた本田技術研究所の人見康平さんは「新型フィットは先代と比較して全長55mm、全幅で20mm、ホイールベースも50mm延長しています。その分はもちろん主に室内空間の拡大に充てられています」と説明する。
「そしてそれだけではなく、新型フィットはサイドウインドをできるだけ外側に配置し、ドアの内張りも内側をえぐったような形状とすることで、肩や腕まわりに余裕を持たせています」
「また、ガラスエリアを前方に配置したスーパーフォワーディングフォルムを採用していますので、前席の開放感も高まっています。実際の広さはもちろん感覚的な効果も用いて、居住空間に広々とした印象を与えています。そのうえで先代と同等の取りまわし性能を確保しています」
実際に新型フィットの室内は広々としており、全長3900mmのクルマとは思えぬレッグスペースを実現している。先代も室内の広さには定評があったが、新型は視覚的な工夫も加えて、さらに余裕のある居住性を作り出している。
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