日本ポリエチレン、自動車用燃料タンクなどを増産へ

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日本ポリエチレンは、自動車用燃料タンクなどの大型容器用高密度ポリエチレンを増産する。

高密度ポリエチレン(HDPE)事業強化策の一環として、大分工場のHDPE製造装置のクロム触媒系とチーグラー触媒系のうち、チーグラー触媒系HDPEのプラントをクロム触媒系HDPEとの併産プラントに改造し、クロム触媒系HDPEの生産を増強する。

HDPEのうち、クロム触媒系HDPEが優位とされている大型中空成形用途については、今後さらに市場規模が拡大すると見込み。特に、大型中空成形の代表的な用途であるプラスチック製自動車用燃料タンクの搭載率は、現在国内では40%弱程度だが、軽量化対応力や耐久性等が評価され2015年には60-70%にまで増加するこっとが予想されている。

また、大型の工業薬品容器である200リットルドラムも鉄製ドラムからの代替の進展、1000リットルのIBCについても、物流の大型化/効率化による採用増加が見込まれている。

同社はこれらの大型容器用途で高い評価を受け、高いシェアを持つことから、今後も販売増が期待できると判断、今回の設備改造により、大型容器用HDPEの需要増加に対応する。

《レスポンス編集部》

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