アウディ『A5』プレス発表会(21日)において、アウディジャパン社長のドミニク・ベッシュ氏は「ターゲットはもちろん、ある程度所得の高いお客様です。年収1500万円以上を想定しています」とスピーチのなかで触れた。
ただし、年収が高ければターゲットに入るかといえば、決してそうではないらしい。「しかし、それ以上に重要なのはライフスライルです。趣味や食事など、人生を楽しもうとこだわりがある人にA5はふさわしいと思います。A5や『S5』はニッチモデルですが、お客様の人生を充実させるために重要なモデルなのです」。
695万円というプライスタグからして、アウディA5は一般的な層にとって気軽に買えるクルマではない。プレス発表会は六本木ヒルズの52階にある「東京シティビュー」でおこなわれたが、まさにヒルズ族のように、人生を楽しむ富裕層が最大のターゲットなのだ。