新日石のCOP位相差フィルムにポリマー材料フォーラム優秀賞

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新日本石油は、「液晶ディスプレー用COP(Cyclo Olefin Polymer)位相差フィルムの開発」の技術について高分子学会から「第16回ポリマー材料フォーラム優秀発表賞」を受賞したと発表した。

高分子学会は高分子科学と技術の基礎的研究や応用をはかり、学術文化の発展に資することを目的に、1951年に設立された高分子に関する研究分野で日本を代表する学会。

液晶ディスプレーの必須部材である位相差フィルムは、液晶テレビの大型化や携帯電話の薄型化に伴って高性能化や薄膜化のニーズが高まっている。同社では、高性能化・薄膜化の研究開発を2002年から行なっており、今回、既存品には無かったユーザーニーズの高いCOP位相差フィルムの開発に成功した。

開発したCOP位相差フィルムを使用すると、液晶テレビの画面がより見易く、鮮明になる。また、携帯電話用途では、従来2枚のフィルムを貼り合わせて得られていた性能を、COP位相差フィルムなら1枚で実現できるため、薄型化、低コスト化が図れる。このフィルムは、液晶ディスプレーの高性能化に大きく貢献できることから、高く評価され、今回の受賞となった。

今後、同社ではこの技術内容を用いたフィルムの実用化に向けて研究開発を継続する。

《レスポンス編集部》

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