日産自動車は25日、中国の合弁会社の東風汽車有限公司(東風日産)が2200万人民元(約3億3000万円)を投資し、広州市の花都にディーラースタッフ向けトレーニングセンターを開設、開所式を行ったと発表した。
トレーニングセンターの敷地総面積は6397平方メートルで、一度に500人のセールス・サービススタッフの教育が可能だ。
中国では自動車需要は好調に推移しているが、販売競争も激化している。同社では、施設を新設することで、日産のグローバル標準として導入を進めている「ニッサン セールス アンド サービスウェイ」に基づいて、中国のディーラー従業員に販売とサービスの質を高める研修を行ない、販売体制を強化する。
日産はこれまで中国で、研究開発センター、エンジン工場、販売金融会社など、幅広い分野での施設を設立しており、今回販売現場での教育施設も新設した。今後も、東風日産とともに、中国での事業拡大を図っていく方針だ。