21日午前、千葉県成田市内の成田国際空港で、空港内への車両進入をチェックするための検問所を乗用車が突破する事件が起きた。男は機体整備エリアにあるビルへ侵入。ビル内の喫茶店で食事をしていたところを発見。建造物侵入の現行犯で逮捕されている。
千葉県警・成田国際空港署によると、事件が起きたのは21日の午前10時30分ごろ。成田市古込付近にある成田国際空港・第1検問所で、検問所に入ってきた乗用車が警備員の停止命令を無視。制止を振り切って空港内に侵入した。当時は混在しており、突破防止用のバーは上げられたままの状態だったという。
警察では緊急手配を行い、空港内の捜索を開始。この結果、午前11時30分までに機体整備エリアで侵入した車両を発見。近くのビル1階の喫茶店で食事をしていた39歳の男を建造物侵入の現行犯で逮捕した。
調べに対して男は「空港に到着する友人を迎えにきたが、検問所で免許証を携帯していないことに気づいた。捕まるのが嫌で逃げた」などと話しているという。供述に曖昧な点もあり、警察では動機について詳しい調べを続けている。
