【インプレ'08】松下宏 シトロエン『C4ピカソ』数値以上のパフォーマンス

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【インプレ'08】松下宏 シトロエン『C4ピカソ』数値以上のパフォーマンス
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シトロエンの『C4』をベースにした3列シートのミニバンで、かつての『クサラ・ピカソ』に比べるとボディはかなり大きく重くなった。

このボディに2リッターではどうかと思ったが、実際に走らせるとけっこう元気がよく、動力性能的にはまずまずの実力。

4速ATと6速ESGと呼ぶマニュアルオートマが設定されていて、4速ATではちょっと物足りない感じもあるので、6速ESGがお勧め。ヨーロッパのマニュアルオートマは変速時のトルクの抜けが不満につながる例が多かったが、C4ピカソではそれが大きく改善され、日本のユーザーにも不満のないレベルになった。

典型的なシフトレバーは廃止されてパドルで主に操作するが、積極的な操作をせずに自動変速に任せてもいい。

リヤにエアサスペンションが設定されて、乗り心地と操縦安定性のレベルが向上したのも大きなポイント。クサラ・ピカソに比べると大きく進化している。

■5つ星評価
パッケージング:★★☆☆☆
インテリア/居住性:★★★★☆
パワーソース:★★★☆☆
フットワーク:★★★☆☆
オススメ度:★★★☆☆

松下 宏| 自動車評論家
1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者を経てフリーランサーに。税金、保険、諸費用など、クルマとお金に関係する経済的な話に強いことで知られる。ほぼ毎日、ネット上に日記を執筆中。

《松下宏》

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