三井物産、ヤマハのインド子会社に資本参加

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三井物産とヤマハ発動機は、ヤマハ発動機が2007年10月に設立したインドの二輪車製造会社「インディア・ヤマハ・モーター」(IYM)に三井物産が資本参加することで合意したと発表した。

三井物産はIYMが発行する第三者割当増資を引き受け、30%出資する。IYMは、今後56億ルピー(約146億円)まで増資し、これまでの事業主体だったヤマハ・モーター・インディア(YMI)から工場と事務所を引き継いで、4月から事業を開始する。これに伴ってYMIは清算の手続きを開始する。

三井物産とヤマハ発動機は、昨年5月に三井物産がヤマハ発動機株式3%を取得後に新たに発足した「ヤマハ・三井戦略協議会」を通じて、ヤマハ発の海外事業の強化や各事業分野での協業を検討してきた。この中で「インドにおける総合的協業」を重要テーマとして協議を重ねた結果、今回合弁事業とすることで合意した。

インドは、ヤマハ発動機が1996年から現地資本との合弁で二輪車製造を開始し、2001年には100%の子会社YMIとして事業を行ってきた。2005年には販売専門のヤマハ・モーター・インディア・セールスを設立し、2社体制で製造・販売事業を行っている。

インドの二輪車市場は、経済成長を背景に2007年には730万台にまで達し、世界第2位の需要規模となっている。

今後は、ヤマハ発動機による高付加価値商品の積極投入や直営店の設置拡大などの販路政策推進に加え、三井物産の強みであるロジスティクス事業やディーラー網開拓との相乗効果により、2007年に12万台、売上高182億円だったインド国内での事業を2010年には65万台、売上高630億円にまで拡大し、インドにおけるプレゼンスの向上を図る。

《レスポンス編集部》

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