新日石、新開発エンジン油が学会賞を受賞

エコカー 燃費

新日本石油は、「ジアルキルジチオリン酸亜鉛(ZDTP)の代替技術による長寿命および触媒低被毒性エンジン油の開発」について、石油学会から2007年度「学会賞」を受賞したと発表した。

学会賞は、石油、天然ガス、石油化学工業に関連する機械および装置について、総合的な技術開発を行い、その業績が工業上特に顕著な功績のあったものに与えられる賞で、同社は潤滑油技術では初の受賞となる。

エンジン油には半世紀以上にわたり、ZDTPが主要添加剤として使用されているが、同社はこの添加剤に含まれる硫黄分がエンジン油の環境性能に悪影響を及ぼすことを見出した。

そこで、新たに硫黄分を使わないサルファーフリーの添加剤であるZP(アルキルリン酸亜鉛)を開発した。これは、従来の添加剤よりも、エンジン油の長寿命化、自動車の省燃費性向上、排出ガス浄化触媒の性能低下抑制などに効果が高く、自動車の環境性能向上に大きく貢献する。

今回は、このZP添加剤を用いた長寿命および触媒低被毒性エンジン油の開発における同社の実績を評価され、学会賞の受賞となった。この技術を活用した次世代エンジン油は、すでにコジェネ機器のエンジン用潤滑油として商品化されており、今後は自動車用エンジン油でも商品化を進めていく予定だ。

《レスポンス編集部》

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