5日午後、東京都世田谷区内の区道を走行中の乗用車が路外に逸脱。そのまま道路左側の歩道に乗り上げ、歩行者を次々にはねる事故が起きた。この事故で5人が重軽傷を負っており、警察はクルマを運転していた73歳の女を現行犯逮捕している。
警視庁・玉川署によると、事故が起きたのは5日の午後1時50分ごろ。世田谷区上野毛付近の区道を走行していた乗用車が路外に逸脱。そのまま道路左側の歩道に乗り上げ、ベビーカーに乗せられた1歳の男児1人を含む5人が次々にはねられた。クルマは交差点の隅にあった電話ボックスに衝突し、ようやく停止している。
巻き込まれた歩行者のうち、68歳の女性が転倒した際に頭部を強打する重傷。残る4人も打撲などの軽傷を負い、近くの病院に収容されている。警察ではクルマを運転していた73歳の女を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕した。
現場は片側1車線で、乗用車の進行方向に向かって緩やかな右カーブ。女は路上駐車していたクルマを避けようと対向車線側に進出。その後に自車線へ戻ろうとした際にアクセルとブレーキを踏み間違え、歩道に向かって直進したものとみられている。
