大同メタル工業、軸受の生産能力を増強

自動車 ビジネス 企業動向

大同メタル工業は、自動車エンジン用軸受の生産能力を増強するため、子会社の大同プレーンベアリング(DPB)の関・新工場に、第2工場を建設すると発表した。

同社では、海外ビジネスを拡大するため、欧州を最重点地域として現地自動車メーカーなどを中心に、積極的な拡販活動に取り組んできた。同社の鉛フリー軸受の技術的優位性から、ディーゼルエンジンの比率が高い欧州で、欧州自動車メーカーとの取引に結びつき、新たにフィアットやPSA、BMWからも受注した。

海外・国内を含めた既存取引の拡大と、今後の新たな需要予想を踏まえて生産対応を検討した結果、現在のDPB関・新工場だけでは、生産能力が不足することから、新たに、関・第2工場の建設に着手する。

第2工場は面積が約1万平方メートルで、2009年2月に完成する予定。総投資額は約27億円。犬山工場の自動車エンジン用軸受ラインは全て移設する。第2工場の建設で、軸受の生産能力は2009年度に20%、2011年度には30%増強できる見通し。

《レスポンス編集部》

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