【ルマン08】童夢、S102 を披露

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
【ルマン08】童夢、S102 を披露
【ルマン08】童夢、S102 を披露 全 6 枚 拡大写真
日本有数のレーシングカー・コンストラクターである童夢は11日、日本自動車レース工業会(JMIA)発足発表会と同時に、今年のルマン24時間耐久レースに参戦する新型車両「童夢S102」の完成披露を行なった。

「今年で通算16回目の挑戦になりますが、まだ勝っていないわけです。老い先短い身なので、そろそろ決着をつけたい。2 - 3年で決着をつけたいと思い、入れこんで、このマシンをつくりました」とは林みのる代表の弁。S102を、2 - 3年で総合優勝するための「戦略的第一歩」とも評している。

近年は、2001年に設立された開発型カーボンコンポジット製品メーカー「童夢カーボンマジック」社の仕事を主としていた奥明栄氏が、このS102ではレーシングカー開発の現場に本格復帰。「ルマンのレギュレーション的な方向性を考えて(S101系とは異なる)クローズドボディを選択し、予選でポールポジションを獲れることを目標に開発しました」と発表した奥氏は、「カタチにはなりました。あとは(6月の本番までの)短期間でマシンを煮詰めて、目標を達成したい」とも付け加えている。

童夢S102のパワーソースは、ジャッドの5.5リットルV10NA。ミッションはXトラック製6速シーケンシャルで、タイヤはミシュラン。空力面では先代のオープンタイプ、S101.5に比べてドラッグが9%減少し、ダウンフォースは18%増大した。よってL/Dは32%も向上した計算になり、その戦闘力に大きな期待がもたれる。

なお、参戦体制に関しては、07年SUPER GT/GT500チャンピオンの伊藤大輔を「起用したい」との林氏の意向が発表されたのみで、それ以外も含めて“未定”となっている。

《遠藤俊幸》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『ルークス』に「AUTECH LINE」、新型唯一のブラック内装…225万8300円から
  2. ポルシェ、電動化戦略を大幅見直し…内燃エンジンモデル拡充へ
  3. トヨタ『ランドクルーザー250』、米2026年型は今秋発売…日本にない326馬力「i-FORCE MAXハイブリッド」搭載
  4. フェラーリ『849テスタロッサ』、日本初披露…価格は6465万円から
  5. 日産の新デザイン、『セントラ』新型を米国発表…「Vモーショングリル」に新解釈
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る