京商の43分の1スケールRCカー『dNaNo』は、車体に搭載したICタグにより、今までのRCカーにはなかった多彩な将来性を含んでいる。それはユーザーにとってもメーカーにとってもだ。
ICタグ経由で取得した走行データなどはサーバーに蓄積され、またアクセスできる。開発グループ・石川博義氏は「持ち主のデータなども活用し、中古車市場の展開なども考えている」と語り、多彩な対応ができる面を見せた。
また、ある関係者は「世界中のユーザーの動向を把握できる。どんな国・地域、どんなエリアで、どんなユーザーが、どんなタイムを出しているか、熱心に遊んでいるか、などのマーケティングも可能になるかもしれない」とメーカーにとっての期待感ももらしていた。
さらに将来的には世界中に離れているユーザーが、バーチャルにレースを楽しむことができるようになるという。代表取締役社長・鈴木正之氏によれば「第2世代のサーバーができあがれば、インターネットを介して、同時にレースを行うことができるようになる」と今後の遊び方の広がりにも触れた。