スズキは、主力工場の湖西工場で、四輪車累計生産台数が1500万台を達成したと発表した。
湖西工場は現在の第1工場で、1970年10月にスズキの軽乗用車系専用工場として生産を開始、1983年8月にはゼネラルモーターズ(GM)との業務提携に基づく小型車の生産工場として第2工場の操業を開始した。
2002年3月には第1工場に新組立ラインを増設するなど順次生産規模を拡大してきた。操業開始から30年目の2000年8月に累計1000万台を達成、その後、第2工場を建設したこともあってわずか7年7カ月後に累計1500万台に達した。
1970年の生産第1号車は当時人気車種の軽乗用車『フロンテ』で、その後『アルト』『ワゴンR』『Kei』『MRワゴン』『セルボ』『パレット』などの軽自動車や、『カルタス』『エリオ』『スイフト』『SX4』などの小型車を生産、2007年暦年では78万5000台を生産した。
現在も輸出向け小型車や、マツダや日産自動車向けの軽自動車OEMなども好調で、フル稼働の状況が続いている。
累計生産1500万台を記念し、同社の津田紘社長が出席して、湖西工場で記念式典を実施した。1500万台目の記念車は軽自動車の「ワゴンR」だった。