宇部興産と三菱商事、N2O削減CDM事業がタイ政府から承認

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宇部興産と三菱商事は、タイで進めている亜酸化窒素(N2O)削減CDM(クリーン開発メカニズム)プロジェクトがタイ政府から正式に承認されたと発表した。昨年8月には日本政府から承認を受けている。

この事業は、宇部興産のタイの子会社タイカプロラクタム社(TCL)がナイロン6の原料となるカプロラクタム製造工程でのN2Oを削減するCDMプロジェクト。カプロラクタムの製造工程でのN2O削減では世界初となる。

タイ政府として初めて工業(化学)分野で承認したCDMプロジェクトとなる。宇部興産は初のCDMプロジェクトへの参画となる。

亜酸化窒素(N2O)は、カプロラクタム製造工場で発生する副生ガスであり、地球温暖化に影響がある温室効果ガスだ。プロジェクトでは、同製造工程における排気ガスに含まれるN2O排出量の削減を目的に、TCLに設置される触媒式分解プラントにより、2008年7月から年間約17万トンの排出権(CER)を獲得する予定。

三菱商事は獲得した排出権を地球温暖化問題に積極的に取り組む企業に販売する予定だ。

《レスポンス編集部》

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