SBIホールディングスとJAA、販売金融会社を設立で合意

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SBIホールディングスとJAAは、JAAの中古車オークション会員企業の中古車購入者向けにSBIグループの金融商品・サービスを提供するための合弁会社を設立することで基本合意したと発表した。

合弁会社の社名は未定で、資本金は2-3億円を予定。SBIホールディングスが70%、JAAが30%出資する。2008年度第1四半期に設立する予定だ。

SBIグループは、三大新事業としてネット銀行、ネット損保、ネット生保の早期事業基盤の確立に注力しており、特に個人向け金融サービスについて、住宅に次ぐ大型消費財である自動車に関連する商品の拡充、販売チャネルの開拓に取り組んでいる。昨年9月に開業した住信SBIネット銀行は、開業から137日目に預金残高が2500億円を超え、今後、安定的な資金運用先の拡大のためにも自動車ローンの取り扱い準備を開始している。

また、今年1月にはSBI損害保険を開業し、自動車保険の取り扱いを開始した。昨年11月に新車見積仲介サービスを主力とするオートバイテル・ジャパンを子会社化するなど、自動車関連分野での販売ネットワーク構築を視野に入れた取り組みを拡大している。

JAAは、大手中古車オークション会社で、国内3か所で会場を運営し、中古車販売業者を中心とした会員数は1万4000社以上、約71万台の年間総出品台数を持つ。

SBIホールディングスとJAAは、今回の合弁会社設立を通じ、JAAの会員の中古車販売業者やエンドユーザー向けの保険・ローン・リースなどの自動車関連金融サービスを幅広く展開していく予定で、SBIグループの顧客基盤の拡大とJAAの会員向けサービスの拡充、会員ネットワークの拡大に結びつける戦略だ。

《レスポンス編集部》

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