国土交通省は24日、スイス・ジュネーブで11 - 14日に開催された国連欧州経済委員会自動車基準調和世界フォーラム(UN/ECE/WP29)で、自動車の安全に関する2項目(ヘッドレストと安全ガラス)の世界統一基準が日米欧を含む加盟国により採択されたと発表した。
基準の世界的な統一を促進するための協定(98年協定)に基づくもので、加盟各国が国内基準への導入を進めることにより、基準の国際調和が進むことが期待される。
採択された2項目は、追突時の乗員の頚部損傷保護を目的にヘッドレストの適切な寸法、性能、試験方法等を定めるものと、衝突時等のガラス飛散による乗員の損傷保護、運転席における運転視野の確保等を目的にガラスの性能、試験方法等を定めるもの。