24日未明、大阪府河内長野市内の市道で、心霊スポット巡りに訪れた男女4人が、交通トラブルを装って接近した男たちに現金を脅し取られる事件が起きた。男性2人が顔面を殴打される軽傷を負っており、警察は強盗傷害事件として捜査を開始している。
大阪府警・河内長野署によると、事件が起きたのは24日の午前0時20分ごろ。河内長野市滝畑付近の市道で、24歳男性が運転するクルマがトンネル出口付近で待ち伏せしていた乗用車に進路を塞がれた。
待ち伏せしていたクルマには男5人が乗車しており、このうち2人が車外に出てきて、男性に対して「さっきすれ違った際にミラーが当たった」などと因縁をつけてきた。男性が確認しようとクルマを降りたところ、男たちは男性を殴打。これを制止しようとした別の男性にも殴りかかった。
2人の男は「カネを出せ」と要求。4人が総額約2万6000円を手渡すとそのまま逃走したという。殴られた男性2人は軽傷を負っており、通報を受けた警察では強盗傷害事件として捜査を開始している。
現場は心霊スポットとして知られ、4人も肝試しに訪れていた。街灯などもなく、夜間は周囲が真っ暗になるという。