ポルシェAGは、7月11 - 25日の日程で開催が予定されているトランスシベリアラリーに昨年に引き続き『カイエンSトランスシベリア』で参戦すると発表した。
カイエンSトランスシベリアは、2007年のデビュー戦でモスクワからモンゴルの首都ウランバートルまでのコースで、1 - 3位を独占した。
ポルシェではトランスシベリアラリー2008に備え、カイエンSトランスシベリアにさらなる改良を加える。改良用パーツは、全世界のカスタマーチームにコンバージョンキットとして提供する。
今回の改良で特に重視するのがオフロード性能の向上とサスペンションの最適化で、2008年仕様では、より強化された新設計のサンプガードを装着する。フロントおよびリアパネルも変更し、より大きなアプローチ/デパーチャー角を確保する。また、BFグッドリッジ社製オールテレーンオフロードタイヤの採用で最低地上高を30mmアップする。
エアサスペンションのセッティングも見直し、ラリー専用ショックアブソーバーを装備する。ポルシェ・ダイナミックシャシー・コントロールシステム(PDCC)も改良する。
日本からは、昨年のトランスシベリアラリーでクラス9位に入賞した写真家の小川義文氏とジャーナリストの金子浩久氏が再び「チーム・ポルシェジャパン」として参戦する。