【新聞ウォッチ】 富士重、トヨタ頼みで「存在感と魅力ある企業」実現!?

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【新聞ウォッチ】 富士重、トヨタ頼みで「存在感と魅力ある企業」実現!?
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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2008年4月11日付

●富士重軽自動車撤退へ、トヨタ・ダイハツと提携強化(読売・2面)

●「F1疾走するデザイン」展開催(読売・33面)

●道路財源 09年度一般化を確認、政府・与党案きょう合意(朝日・1面)

●富士重独自技術に集中(朝日・11面)

●スズキ電動車いすリコール、死傷事故3件、国が関連調査(朝日・34面)

●トヨタ基礎固め、提携強化で負担軽減(産経・8面)

●伝統の継続、セダン発売、ジャガー(産経・8面)

●トヨタ業界再々編へ口火、三菱など焦点(日経・3面)

●給油所支援遅れる 暫定税率失効10日混乱なお続く(日経・5面)

●日産女性役員2013年には1割、ゴーン社長表明(日経・9面)

●中古車登録台数21年ぶり低水準、昨年度8.3%減に(日経・11面)

ひとくちコメント

トヨタ自動車,ダイハツ工業、富士重工業3社の社長が共同記者会見を開き、一部報道されていたとおり、トヨタが富士重への出資比率を16.5%に引き上げることなどを正式発表した。

きょうの各紙にも「トヨタ、富士重へ出資拡大」(東京)などの大見出しが紙面を飾っているが、ニュース価値からすれば、富士重の森郁夫社長が会見の席で明らかにした「軽自動車の自社生産からの撤退」だろう。

富士重は1958年発売のスバル『360』以来、半世紀にわたり軽自動車の生産を続けてきたが、09年後半から順次ダイハツからのOEM供給に切り替える。10年前のマツダ以来の軽自動車生産からの撤退である。

会見で森社長は「経営の選択と集中を進める」と繰り返し強調した。だが、OEM供給を強化することが経営ビジョンの「存在感と魅力ある企業」の実現に結びつくのか。トヨタ頼みの事業構造改革に甘さも感じられる。

《福田俊之》

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