トヨタとGMは、両社合わせて66万台の大型リコールを発表した。対象となるのは2003-2004年モデルのトヨタ『マトリックス』とGMのポンティアック『バイブ』という両社がジョイントベンチャーで生産している2車種など。
台数の内訳は、トヨタではマトリックスとテクノロジーを同じくする『カローラ』も含む54万台。バイブは12万台強となる。
リコール原因はウィンドウのハードウェアで、パワーウィンドウに使用されているボルトがゆるむ、あるいは脱落する危険性が指摘されている。
NHTSAによると、この問題のため「ウィンドウが作動しなくなった」「異音がする」「ウィンドウガラスが割れた」などのクレームが寄せられているという。クレーム件数は両社合わせて500件、うち36件はこれに絡んだ負傷も報告されている。さらに保証期間内でウィンドウの修理を行ったケースが少なくとも1万件以上と考えられている。