田中貴金属と米CIS、排ガス用触媒の合弁会社設立

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田中貴金属工業と米国キャタリティック・ソリューションズ社(CSI)は、エンジンの排ガス浄化用触媒の開発、製造を行う合弁会社「ティーシーキャタリスト」(TCC)を設立し、4月から事業を開始すると発表した。

新会社の資本金は2億円で、両社が折半出資する。新会社の技術開発拠点は、田中貴金属工業の筑波事業所内(つくば市)に開設する。新会社は、排ガス浄化用触媒の研究・開発および製造と、既存顧客へのサポート体制の強化に取り組む。

環境保全の実現のため、今後ますます厳しくなる排ガス規制に対応した浄化触媒の開発が必要で、プラチナをはじめとする貴金属の価格高騰や希少貴金属の観点から、同分野でさらに「少貴金属化」が求められる。

永年、各種貴金属触媒の開発・製造を行ってきた田中貴金属は、こうした市場環境を背景に、「少貴金属型触媒開発技術」を持ち、アジア地区への事業拡大を望んでいたCIS社との合弁会社を設立することで顧客への満足度を一層向上できると判断した。

《レスポンス編集部》

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